勉強のやり方アドバイスその2

国語の勉強法

国語は、非常に効果を出すのが難しい科目です。ただ、単純なパターンを暗記すればいいという科目ではありませんから。もちろん、古文や語彙系の問題は、暗記は必須です。そうではなく、現代文の文章読解問題についての話をここではしたいと思います。

 

こういった読解の問題はセンスのように思われますが、そんなことはありません。これも訓練によって、確実に実力はあがります。

 

読解の訓練ですから、もちろん文章と向き合うということになるわけです。ですが、ただ単に本を読んだりするだけでは、なかなか実力はあがりません。それこそ、実力がつくまでに何年かかってしまうのかわからないですね。

 

一番確実に力がつく訓練の仕方としては、「要約」をすることです。中学生当時は、両親に言われてこの方法を試していて、半信半疑でやっていました。ですが、結果的に国語の成績は非常に高くなっていたように思います。

 

これは、文章を把握する力と、それをアウトプットする力が養われる訓練だったからだと思います。読み込んだ内容は、きちんとアウトプットできてはじめて理解できたと言えるわけですから。国語は、普通にやっていてはアウトプットする機会が極端に少ない科目です。ですが、アウトプットしてこその訓練ですから、この要約という勉強法は効果が高いでしょう。

 

この時、一度読んで要約したら、もう一度同じ文章を読んで要約し直す、ということをやるのも効果的です。一度読んだだけではつかめていなかった内容が、2回目、3回目には見えてくるかもしれません。これは、文章の中でどういったことに注目して読むかを探す訓練にもなります。

 

また、その要約を誰かに伝えてみて、きちんと伝わるかを試すのもいいですね。しっかり話を要約し、論理的に正しく説明できているのか、ということが実際の試験でも問われている能力ですから。