勉強のやり方アドバイスその2

国語の勉強法

国語は、非常に効果を出すのが難しい科目です。ただ、単純なパターンを暗記すればいいという科目ではありませんから。もちろん、古文や語彙系の問題は、暗記は必須です。そうではなく、現代文の文章読解問題についての話をここではしたいと思います。

 

こういった読解の問題はセンスのように思われますが、そんなことはありません。これも訓練によって、確実に実力はあがります。

 

読解の訓練ですから、もちろん文章と向き合うということになるわけです。ですが、ただ単に本を読んだりするだけでは、なかなか実力はあがりません。それこそ、実力がつくまでに何年かかってしまうのかわからないですね。

 

一番確実に力がつく訓練の仕方としては、「要約」をすることです。中学生当時は、両親に言われてこの方法を試していて、半信半疑でやっていました。ですが、結果的に国語の成績は非常に高くなっていたように思います。

 

これは、文章を把握する力と、それをアウトプットする力が養われる訓練だったからだと思います。読み込んだ内容は、きちんとアウトプットできてはじめて理解できたと言えるわけですから。国語は、普通にやっていてはアウトプットする機会が極端に少ない科目です。ですが、アウトプットしてこその訓練ですから、この要約という勉強法は効果が高いでしょう。

 

この時、一度読んで要約したら、もう一度同じ文章を読んで要約し直す、ということをやるのも効果的です。一度読んだだけではつかめていなかった内容が、2回目、3回目には見えてくるかもしれません。これは、文章の中でどういったことに注目して読むかを探す訓練にもなります。

 

また、その要約を誰かに伝えてみて、きちんと伝わるかを試すのもいいですね。しっかり話を要約し、論理的に正しく説明できているのか、ということが実際の試験でも問われている能力ですから。

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受験勉強法の第一歩は、まず、目標を明確にすることです。
それは何でもいいのです。もちろん、大学で経済学の勉強をしたいとか、将来、会社を経営したいから、そのための基礎力をつけたい!という目標はすばらしいといえます。そのほか、患者さんの役に立つために看護師国家試験に合格したい、という目標も立派ですね。

 

資格試験の受験を目指している人の場合は、中学生や高校生とは違って、それほど迷いがないと思います。司法試験なら弁護士になるためですし、医師国家試験なら医者になるためだからです。それぞれの仕事には、すでに「社会的な役割」があります。公認会計士一級建築士で独立を目指している場合もそうです。ただ、そこからもう一歩深く踏み込んで、何のために弁護士や税理士、公認会計士になるのか?なぜ医者になりたいのかを明確にしておくと、受験勉強の原動力として役立ちます。

 

何もかっこよい目標でなくてもいいのです。たとえば、ある人は、東大生になるとかっこいいから、あるいは女の子にもてそうだから、就職に有利だから、ブランドになるから・・・という目標だったりします。人に言うと反感を買うかもしれませんが、自分だけの胸の内にしまっておくぶんには問題ないでしょう。

 

受験勉強や資格試験において、目標がしっかり定まっていれば、毎日の猛勉強が苦になりません。
でも、周りが勉強をはじめたから、自分もなんとなく・・・では、勉強は辛いものでしかないでしょう。その行動は内発的なものか、それとも外発的なものか・・・そこを問う必要があります。強制的にやるものは長続きしません。明確な結果を出すまで努力を持続させるためには、強烈な動機づけがどうしても必要なのです。

 

毎日の学習を「好きになる」ためにも、まずは原点、目的を確認しましょう!